近年、必要のない救急車の出動が問題になっていると思いますが、子供の様子が異常な場合、親として冷静に判断できないときもあると思います。
そんな時にすぐ役立つ情報をまとめてみたいと思います。
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救急車利用の体験談
息子が三歳の夏、午後11時頃に喘息の発作が起き、息苦しそうにもがいていたので『119』で救急車を呼びました。その日は主人が職場の飲み会で不在、一歳の妹は同じベッドで寝ている状態で私一人でどうしたいいのかもわからずおたおた焦って電話をかけてしまいました。
救急車が到着したころには息子の呼吸は少し落ち着いてきた頃で、救急隊員の方が診た時もすぐに処置という感じではなかったので少し安心できました。
この時点で病院へ行くほどでもない・・・?と思いましたが、救急隊員の方が「今は落ち着いていますがとりあえず発作が起きていたとのことなので病院で診察を受ける必要があります」と言われ、慌てる割に部屋着だった私に「お母さんも病院へ行く準備をしてください」と言われて慌てて着替え、息子と妹の上着を持ったり準備しました。
その後救急車で家から車で30分ほど離れたところにある夜間救急センターへ運んでいただき、診察の結果、症状が落ち着いているので様子をみて翌日小児科を受診するように言われました。
症状が落ち着いたのでほっと一安心でしたが、診察が終わって初めて『あれ!?帰りどうしよう・・』と気づきました。もう0時すぎで交通手段はタクシーしかなく、パジャマ姿の子供二人を連れてタクシーで帰宅しました。
救急車が必要と思われる子供の症状
・痙攣が5分以上続いている
・意識障害がある、ろれつが回らない
・呼吸困難
・冷や汗や嘔吐が異常なほどある
・大量に出血がある
・広範囲にやけどを負ってしまったとき
・虫さされ後の蕁麻疹
救急車を呼ぶ前に相談を!
救急相談窓口『#8000』※患者が小児の場合
小児の場合、救急車を呼ぶか迷った時に相談できる窓口があります。子供の症状を伝えて救急車を呼ぶか呼ばないか、応急処置について相談することができますので、迷ったらまずはこちらに電話をしましょう。
※患者が成人の場合は『#7119』
119へ電話をかけるときの注意点
動揺している状態であってもなるべく落ちついて、下記の項目を順番にゆっくりと聞き取りやすい声で話しましょう。
①まずは消防か救急かを伝える
②一番最初に正確な住所を伝える→この時点で救急車が出動します
③患者の容体を伝える
④応急処置について指導を受け、できる限りの応急処置をする
救急車到着までに準備しておくもの
・お金
救急車を利用する際、行きは動転していてとにかく病院!という思いで救急車に乗り込みますが、診察後、帰りはもちろん送ってはくれませんのでどこの病院へ運ばれようとも自力で帰宅するしかありません。夜中だと帰る手段はタクシーしかありませんので必ずお金は多めに持って行きましょう。
・保険証や診察券、お薬手帳
・子供の靴、上着(必要によっては着替え)
乳幼児の場合はオムツ・母子手帳もあると良いと思います
まとめ
子供の異常な姿を見て焦らない親はいないと思います。
しかし冷静に状況を把握して行動できるように、まずは救急相談窓口『#8000』に連絡してどうしたらよいかを確認・判断することが大切です。
緊急で本当に救急車が必要な患者さんが利用できるように、適正な判断を心がけましょう!